30代でおしゃれに目覚める

大人になってからおしゃれに目覚めた人の記録。アンティークジュエリー好き。

山口遼『TOP JEWELLERS of JAPAN 日本のトップジュエラー』を読む

『TOP JEWELLERS of JAPAN 日本のトップジュエラー』

 山口遼/著 渡辺郁子/企画・構成 繊研新聞社 2011年

 

山口さんが厳選して紹介する、日本のジュエラー。

ジュエリーの写真は大きくて美しく、ジュエラー紹介やコラムの文章にもドキドキした。ギメルではじまりミキモトで終わるのが、さすがだと思う。

発売から10年経った2021年になったら、令和版だしてほしいな。

 

気になったジュエラー

・諏訪貿易 諏訪恭一さん http://www.suwagem.com/jp/index.html

 正統派なデザイン。美しい石が引き立ち、それでいて身に付けたら馴染みそうなところがいい。山口さんの「お客様にとってどこを取っても完全なジュエリーこそが良いジュエリーだ」という文章がひびいた。HPにある「諏訪恭一、ジュエリーを語る」を少しづつみている最中。

・塩島敏彦さん http://www.toho-pique.com/

 ピクエ(べっ甲や象牙などに金銀のデザインを象眼する技術)、カメオ彫り、ミニチアチュールなどが得意な細工技術の職人さん。掲載されていたピクエが施されたべっ甲のペンダントや白蝶貝のネックレスとリングが最高に美しかった。

・首藤治さん http://jewelry-shudo.com/

 クラフトマン。ぱっと見はシンプルなのに、見れば見るほど丁寧なつくりで美しい指輪の写真に惚れた。ガーネットのリング、手に持ってあらゆる方向から見たい。一番気に入ったのはロードライトガーネットとシードパールの指輪。ダイヤモンドを敷き詰めているわりに日常使いできそうな上品な指輪もほしい(これ)。そしてバロックパ―ルを活かした鳥とか、鳥と巣のブローチとか、遊び心も満載で楽しいすぎる。

 ・ジロンジュエリー 高橋正志さん

 これもヨーロッパジュエリーの王道デザイン。けれど現代に身に付けても浮かないアレンジが最高。色石をとりまくダイヤのすっきり感や、シャンクまで行き届いたこだわりがいい。

・ボンド・ストリート 中島正己さん  http://www.bondstreetjapan.com/

 アンティークジュエリー商でもある。山口さんは「過去のジュエリーを中心になしてきたのは、どこまでも正統な作品であって、なかには一風変わった者もあることはあるが、あくまでもそれは例外なのだ。アンティークを学べば学ぶほど、正当な作品に回帰する」と書いているけれど、確かにアンティークはアールヌーヴォーやアールデコみたいに奇抜なものはあるけど、あれは正統派があってこそ生まれた盛り上がりっぽいものね。

・三原真珠 三原正明さん http://www.mihara-pearl.co.jp/index.html

 日本で人気白くて真ん丸の真珠ではなく、色や形が多彩な天然真珠に見せられたジュエラー。真珠は多彩とはだとは知っていたけど、淡い色で文字通りパール感あるものばかりと思っていた。はっきりとした濃いめの色もあるのね。珊瑚かと思ったわ。ガヨ真珠という、こげ茶の真珠がすごい。どんぐりみたいでかわいい。

・ジャルダン プランタニエ 能勢利枝さん http://www.jardin-printanier.co.jp/

 複数の色石の使い方が美しすぎる。写真のスターサファイアサファイアとダイヤモンドを組み合わせたの好き(これ)。タンザナイトサファイアとダイヤモンドのは日常使いも美しい。赤派なのにめちゃくちゃ心惹かれた。複数の色石を使うと好みじゃないことが多いけど、この方のは、むしろ複数使ってみたくなるデザイン。

・クィーン・コーラル 久保富子さん

 珊瑚のジュエラー。珊瑚って血赤珊瑚が人気ですごく高いけど、むらなくつるんとしていたら、本物じゃなくても似たようなの作れる気がしてあんまり心惹かれなかった。けど、デザインと加工でこんなに生き生きするんだね!桜のブローチほしい。いろんな色の珊瑚を組み合わせたリングやネックレスもいい。ただ、今はまだキラキラに惹かれてしまうので、珊瑚の上品でキュートなジュエリーは手が出ない。でも、年配向けってわけじゃなく、ホントかわいい感じだからカジュアルやシンプルコーデの若い子にも合うと思う。ポップすぎるのはいやだけど、落ち着いたカジュアルさを求める人に見てほしい。