30代でおしゃれに目覚める

大人になってからおしゃれに目覚めた人の記録。アンティークジュエリー好き。

山口遼『ジュエリーの世界史』を読む

『ジュエリーの世界史』山口遼/著 新潮文庫 2016年(1987年発行『ジュエリイの話』改題・加筆)

 

宝石のことや宝石商、ジュエリーの歴史と、ぎゅっと情報がまとまっている。図書館で『ジュエリイの話』は読んだことあるのだけど、やはり最近出版されたもののほうがフォントが今どきで読みやすい。

もとは1987年発行の本なので、ところどころ時代を感じる。アンクレットの項目では、「このごろ、若い女性の間で復活の兆しのあるアンクレットは(中略)ともすれば、昨今の奇をてらった創作であろうと思われがちであるが」という文章がある。アンクレットは今ではもう普通だが、当時はまだ珍しかったのだろうか。こういう時代の差は、むしろおもしろい。

日本の装飾品の歴史は例外的ってのも興味そそる。古代だと勾玉とか装飾品あるのに、中世って確かに装飾品のイメージがない。十二単は簪くらいしか似合わない? 帯留めはいつからあるのかなーって調べたら、江戸時代みたい。

一度借りたけど読むの挫折した『カラー版 日本装身具史―ジュエリーとアクセサリーの歩み』とか詳しそう。光文社新書に『謎解きアクレサリーが消えた日本史』読んでみたい。

ちなみにこの本の一番のお楽しみは、文庫版付録の「正しい宝石の買い方、教えます」だったりする。家庭画報の「女性のためのジュエリーお買い物学」をまとめなおしたものだけど、ぜひこちらも読んでみてほしい。

「夢も希望もないですとね言われそうですが、ジュエリーと言うものは、あなたを美しくするだけものであり、使って楽しむものです」とい一文が好き。